本書は結婚披露宴での挨拶やスピーチに必要な原稿の作り方、話し方・マナー・演出のコツを紹介する書籍です。
披露宴での挨拶や手紙の披露とは、新郎新婦が、二人の門出を祝うために集まってくれたゲストに対して感謝の気持ちを伝え、これからの応援をお願いする場所です。
新郎新婦からゲストへ贈るメッセージは、まさしく披露宴のクライマックスとも呼べるものです。
結婚式に参列するすべてのゲストが家族などの身内であれば、多少の失敗は「らしさ」で済んでしまうかも知れませんが、結婚式には、はじめて顔を合わせるゲストも多く来場します。
そんなゲストにとっては挨拶やスピーチを通して感じる「想い」や「感動」が、結婚式全体のイメージを決定づけます。
披露宴での挨拶を成功させるには、「ウェルカムスピーチ」「花嫁(花婿)の手紙」「謝辞(しゃじ)」、という3種類のスピーチのタイミングと役割をしっかりと理解し、話題を選び、原稿を作成する必要があります。
さらには、それをより良く伝えるために声の強弱、お辞儀や会釈、間の取り方なども知る必要があります。
本書では、披露宴の雰囲気を壊さずにスピーチを失敗なく行なうために…、来てくれたゲストに好印象を与え2人の気持ちをしっかりと伝えるために…必要なポイント、そして3ステップのシンプルな行程で、スピーチの原稿が簡単に作成できる方法を、豊富な文例と共に紹介していきます。