※本書は、2003年にソノラマ文庫より発売した『星魔の砦』を、加筆・修正して電子版としてマイナビから発売したものです。※
「星魔が来る」―訪れた異様な風体のふたりの戦士がこう告げた時、リヴァーゲン砦に衝撃が走った。
空中に浮かぶ巨大なリング状の「門」をくぐって現れ、瞬く間に人や動物を喰らい尽くす異形の怪物の到来は、即、一国の滅亡を意味していたのだ。
六年にわたる内戦に終止符を打ったばかりの砦は、かつて星魔に国を滅ぼされた倭の国の、サムライと呼ばれる戦士の指揮の下に、より苛烈な戦いに突入することとなった。
なお、表紙のイラストを担当するのは元となったソノラマ文庫版と同じ龍炎狼牙氏。13年の時を経て、今再び神野オキナ×龍炎狼牙のタッグが復活する。