あらすじ私は想像力で飯を食う小説家。「夢中自殺」に「飛行夢」と、見る夢もさまざまだ。ある夜、「夢中犯罪」を取り締まる夢中署の夢刑事に出会った。夢の中でも拳銃を使えば不法所持のルートを洗い、現実逃避の「不法夢中滞留者」には強制覚醒処置をとる、というのだ。やがて甥の会社で起きた毒入り缶コーヒー殺人事件を、夢の中から捜査することになるのだが…。名手が綴る、深夜の不思議体験。