「囲碁は読まなくても勝てる!」
囲碁において「手を読む」ことは、どれくらい勝敗に影響するのでしょうか? 実際、「読み」が影響するのは高段者同士、つまり囲碁人口のほんの一握りだといえるでしょう。 プロやトップアマは序盤や中盤で迷ったとき、「読む」のではなく、「勘」で着手を決めることがあります。しかし、ただあてずっぽうというわけではなく、それまで培ってきた経験からある一定の法則に従って着手を決めているのです。
本書は、その法則を5つにわけて「新格言」として紹介しています。 その5つとは、「急場がなければ大場に打つ」、「厚みに近寄るべからず、模様には近づくべし」、「助けるか、迷ったときは後の狙い」、「碁盤の広いほうから打つべし」、「岡目八目で打て」です。
これらの格言の意味を理解し、実戦で使いこなせるようになれば、まったく「読み」の練習をしなくても、誰でも二目は強くなります。