大川慎太郎 将棋観戦記選集
「大川氏の熱心な取材に本音を引き出された」(渡辺明竜王)
「ここにしか記されていない、現在を生きる棋士たちの想いがある」(行方尚史八段)
「対局後の棋士の本音を綴った観戦記をご堪能ください」(広瀬章人八段)
「難解な対局に秘められた棋士の想いを圧倒的な取材力で描ききる」(村山慈明七段)
本書は、ここ10年にわたって将棋世界巻頭のメイン観戦記を担当してきた大川慎太郎氏の観戦記から12局を厳選したものです。書籍化にあたって、すべての観戦記に取材後記、後日談的なエピソードを加筆してあります。
羽生―渡辺戦、渡辺―丸山戦、藤井―行方戦、森内―渡辺戦…。将棋史に残る名局を、対局者の心理にまで深く入り込み、その真の姿を浮かび上がらせる。「観戦記者に求められるのは文章力ではなくて取材力」という言葉を胸に真摯にプロ棋士に、そして将棋に向き合ってきた観戦記者大川慎太郎の足跡がここにはあります。棋譜並べだけでは味わえない、一手ごとに揺れ動く棋士の心の深奥を本書でご堪能ください。