初段を目指す人に向けて、いろいろな戦型を解説する「よくわかるシリーズ」。その第5弾は相振り飛車で、著者は伊藤真吾四段です。現在の振り飛車は角道を止めない出だしが主流で、それが相振り飛車の戦型にも影響を与えています。本書では基本となる向かい飛車対三間飛車の戦いから、流行の先手三間飛車や先手四間飛車などの相振り飛車について、駒組みから戦いの起こる中盤戦までを詳しく解説しています。級位者でもわかりやすいように、図面はなるべく多く用いました。相振り飛車が得意になれば、現代的な振り飛車を指す上でこれ以上ない武器になります。本書で基本を押さえて実戦で活用し、どんどん腕を磨いてください。