「読めるならば攻撃に生かせる読みをということなのだろうか、15 年ぐらい前から「山読み」というものが流行り始めた。つまり、捨て牌相から相手の手を読むのではなく、山を読むのである。あるいは、相手の手と山の両方を読み、アガりやすい牌を探そうというわけである。本書はその「山読み」をメインテーマにした戦術論である」(まえがきより)
いくら牌効率をマスターして待ちの広いテンパイを取ったとしても、そのアガリ牌が山になければ一生ツモアガることはできない。そこで、もし山にある牌が分かるとしたらどうだろうか?もし完全に分かれば無敵、卓上を支配することができるだろう。
早いアガリを重視する現代麻雀において「山読み」は最重要項目だといわれる。本書は日本プロ麻雀連盟きっての「読みのスペシャリスト」滝沢和典プロが山読みと真剣に向き合い、山読みをどうやって行い、どのように使うかを徹底的に考え抜いた書籍となっている。本書の内容をすべてマスターして実戦に臨めば卓上の支配者に一歩近づけるはずです。