「名人に香を引いた男」・鬼才升田の名局集がついに登場!!
大棋士たちの名局を自戦記で振り返る名局集シリーズ、第5弾は升田幸三です。
木村・升田五番勝負、ゴミハエ問答、高野山の戦い、塚田・升田五番勝負、陣屋事件、史上初の三冠独占、大山との9度に渡る名人戦…。升田幸三は将棋史に残る対局にいつも登場し、そこで常に最大の魅力を発揮しました。数々の名局、数々の新手、そして数々の名言を将棋ファンに遺してくれました。将棋史上、最も破天荒で、最もファンに愛された男、升田幸三。
本書はそんな升田が遺した名局182局を自戦記で振り返るもの。その語り口は時に痛快で、時に辛辣で、すべての言葉が人間味にあふれています。本書ほど将棋ファンを楽しませてくれる書籍は、そう現れることはないでしょう。「新手一生」を掲げた升田が創り上げた、珠玉の名局182局、ぜひ手にとって堪能してください。