本誌創刊のきっかけになった「銘仙」にスポットを当てた号です。 銘仙は、昭和初期の化学染料や機械化の発展によって、初めて大量生産されたキモノであり当時大流行。百貨店が新聞広告やウインドウで新作を発表し、最先端にいる女学生たちがこぞって飛びつき、そこから流行が生まれました。つまり日本の「最初のモード発信」だったのです。図版製作は美大生などもあたったと言われ、無名ながら大胆で素晴らしいデザインがたくさん存在し、今なお魅せられる収集愛好家も多いのです。 その銘仙の5大生産地ごとのコレクションの他、それぞれの特徴や歴史を紹介、現在訪問できる博物館や実際にお買い物もできる織元の紹介も含めたおさんぽMAPなども収録。 ※本電子書籍内では、付録の切り取り等は行えません。なにとぞご了承ください。