藤堂浩志の周囲の人間まで狙うようになった暗殺集団“ヴォールク”を殱滅させるべく、傭兵代理店チームは監視や尾行を確認、相手の弱体化を図りグアムで執拗に付け狙う相手の斥候たちをまず無力化する。いよいよ決死の覚悟で敵の本拠地があるモスクワを目指すべく、ヨーロッパ大陸に降り立った浩志らだったが、ドイツのアウトバーン、そしてベルリン・ワルシャワエクスプレスと移動手段を変えるたびに次々と襲われることに……。何故敵に動きを読まれたのか? そこには思いがけない仕掛けが潜んでいた! そして追い迫る忌まわしきコードネームを持つ“処刑人”たち……浩志らの決死の戦いが始まった! シリーズ最大興奮の最終巻。書下ろし。