あらすじ二ツ森伝次郎たち“戻り舟”同心は憤っていた。一件の子供の拐かしから、残忍な人買い組織を五十年間野放しにしていた疑いが浮上したのだ。やがて、伝次郎の右腕・鍋寅の死んだ倅・吉三が、その存在に気付いていたと知る。御用聞きとして一人真相を追い、志半ばで斃れたのか…。子供たちと吉三の無念を晴らすため、捕物に命をかける熱い爺が、弔い合戦の火蓋を切る!