トップアイドルグループを目指す「NUMERO」のメンバー、一弥(いちや)と文人(ふみと)。文人からの告白をきっかけにぎくしゃくしだした二人の間に現れた芹沢(せりざわ)。ドラマの共演をきっかけに文人との距離を縮めた芹沢と、遠く自分の腕から離れていく文人に、一弥は初めて胸をかき乱す感情、嫉妬を意識する。嫉妬が何からわき出るか自覚できないまま、一弥は残酷な決断をする。「アイドルグループとして一緒にトップに立つ」という文人の仕事への情熱を盾に、一弥は文人に肉体関係の契約を結ばせてしまう。抑えることができない文人への欲望に、日に日に溺れていく一弥。契約でもいい、お前が手に入るなら。体だけ俺のものにさせて…。 見えない相手の心に傷つき、傷つけ合う一弥と文人。どこまでも平行線をたどる二人の心は―。 アイドルグループメンバー同士の切ない純愛ストーリー、完結編!!