あらすじ「これらの事件は架空の創作ではなく、すべて事実、もしくは事実に基づいている」と、著者はまえがきで断定している。事実、著者は強姦というものの実態を明らかにすべく、警察での供述調書、検察官の面前調書、現場の実況見分、被害者の被害届け、起訴状などを調べ上げた。本書に取り上げられている九つの強姦事件は、小説の形をとってはいるが、けっして絵空事ではなく、私たちの身近に起こった、恐ろしい事実である。