あらすじ戦前の東京・麻布十番にある、怜と透という混血の姉弟が営む喫茶店「夜想曲」。ここを訪れた人たちの様々な人間模様を紡ぐ短編小説集。第二夜は、ある夜、突然「夜想曲」扉の前で倒れ込み、正体不明の男に追われる夢を見る初江という若い踊り子が履く靴をめぐる、不思議な物語。