あらすじ「名訳」を超えた完全現代語訳。林望源氏物語・全54帖――その第11帖。源氏25歳。故桐壺院の妃の一人に麗景殿の女御という方がいた。その妹の三の君(花散里)とは、かつて内裏で契りを結んだことがあった。女御との昔話がきっかけで、源氏は花散里のもとを訪れるのだった。