◆内容紹介
1970年のデビュー以来、半世紀にわたり300以上の作品を生み出してきた漫画家・諸星大二郎の圧倒的画業の変遷と、作家自身の深層を掘り下げることを目的とした決定版的一冊。原画ギャラリー、自らのルーツを辿る東京・足立区本木町の旅、書き下ろしエッセイ、書斎と本棚の大解剖、漫画家・山岸凉子との初対談、諸星大二郎に聞く95の質問、人物年表、主要作品解説、全作品データほか。
◆諸星大二郎(もろほし・だいじろう)
漫画家。1949年生まれ。1970年に雑誌「COM」に投稿しデビュー。『生物都市』、『不安の立像』、『マッドメン』、『暗黒神話』、『孔子暗黒伝』、『妖怪ハンター』、『西遊妖猿伝』、『栞と紙魚子』をはじめとした数々の傑作作品群を生み出し、今なお第一線で活躍を続ける。
◆目次
諸星研究序説
古代[評論]松木武彦
民俗[評論]畑中章宏
東洋[評論]福嶋亮大
南方[評論]都留泰作
西洋[評論]東雅夫
日常[評論]東雅夫
諸星少年のいた街で。
[エッセイ]諸星大二郎 本木町を訪ねて
諸星大二郎の本棚 モロホシワールドを生み出す小宇宙へ――。
[対談]山岸凉子×諸星大二郎
諸星大二郎に聞く95の質問
略年譜
諸星大二郎主要作品解説
[選・文]斎藤宣彦
諸星大二郎全335作品初出誌&単行本データ