あらすじ現代社会の急激な変化とともに、多様化する死のあり方。過度の延命措置はしないでほしい、墓や葬式は必要ない、散骨してほしい、火葬以外の方法で葬ってほしい……など、死に方、死後の送られ方を選ぶ自由を求める声が広がっている。だがその自由は、「自己決定」の名のもとで無制限に認められるものだろうか。生命倫理の専門家が問う、死をめぐる自由の範囲と制約の条件。私たちは望みどおりの死を選べるのか。