街を歩いていると、予想もつかないおかしなモノに遭遇することがある。
「うおわぁ! なな、なんじゃこれは! 」
デカすぎて逆にご利益のなさそうな仏像、おばけが出るかもしれない出版社、
雅な建物の中で煩悩が渦巻く遊郭跡、なぜか貝だらけの哀愁漂う公園、
ガラクタしかないルール無用の秘宝館、街のあちこちにかかしが住んでる村…。
いったい誰が、いつ、なんのために作ったのか。
めちゃ気になる。近づきたいような、そうでもないような…。
まったく意味不明理解不能、頭が混乱すること間違いナシ!
違和感満載のヘンテコスポットを、
人気ホラー作家・最東対地が自ら足を運び、
想いや妄想、推察を巡らせて、その実情を鋭く深堀した
激ゆるナンセンス街中観察入門。