いくら(猫の)寿命が延びたといっても、命にはかぎりがあります。
猫は、人間よりも約5倍の速さで年齢を重ねていきます。
どうしても、いつかは愛猫とお別れしなければならない日が訪れます(はじめにより)。
本書はその瞬間まで飼い主も猫も充実した日々を過ごすための
最善の方法をまとめています。
具体的には、終末期を迎えた猫のお世話(食事・運動・通院・投薬・介護)から
臨終前夜にできること、さらには飼い主のメンタルケアまでを
すべてイラストを使って分かりやすく解説した本です。
この一冊で老猫が求めるコト(ネコのきもち)がすべて分かるようになるはずです。
増補改訂版では、看取り期の猫に適したトイレ、寝床、食事の摂り方や
痛みを止めたり和らげたりといった自宅でできるQOLを高める方法の解説を追加しました。
また新たに、FIP(猫伝染性腹膜炎)やSFTS(重症熱性血小板減少症候群)、
真菌症などの感染症、猫に多い乳がんなどについても
基礎知識や症状、治療・対処法を紹介。ページ数を大幅に増やしました(16頁増)。