実践に基づく「オンライン授業」や「デジタルツール活用」のポイントを
余すところなく紹介!
オンライン会議ツールを用いたり、デジタルツールを用いたりする授業は、
今や必須となりつつあります。また、オンラインの活用経験は、子どもたちが
誰も予測できない未来を乗り越え、新たな可能性に出会うためにも重要です。
一方で教員からすると、オンラインでの学びを受けたことがある人は
ほとんどおらず、その導入には大きなハードルがあるように思えるでしょう。
本書の執筆陣が所属する新渡戸文化学園では、ちょうどコロナ禍による
全国的な臨時休校が発生した2020年度からオンライン授業の環境を整え、
4月の当初からいち早く授業を行ってきました。
前年度までは授業時に貸与するiPadが数十台ある程度の状況であったため、
家庭での学習体制を整えるのは、かなり急ピッチとなる導入でした。
しかし、全体での理念共有を優先的に行ったり、段階的に教員や生徒に研修を
行ったりしたことで、オンラインの特性を生かしたさまざまな授業を
展開することができました。
また、新渡戸文化学園では、どんな時代でも自分をコントロールし、
前に進むことができる人「自律型学習者」の育成をすべての教育活動を通して
目指しています。その実現においても、デジタルツールは重要な役割を
果たしています。
本書では、導入にあたってのコンセプト作りから、実際に導入するまでの
研修方法、実際の授業実践について、さまざまな切り口で知見を紹介します。
小学校から高校までの実践を幅広くカバーしているため、さまざまな環境の
先生に参考にしていただけます。
(本書はWebメディア「EdTechZine(エドテックジン)」で2020年8月から
12月にかけて連載された「新渡戸文化学園でのオンライン学習の取り組み」をまとめ、
加筆・修正したものです)
※プレビューにてお手持ちの電子端末での表示状態をご確認の上、商品をお買い求めください。