「結婚」というものの価値は下がってしまったのだろうか。今では、完全に「不倫」が市民権を得てしまったかのようにみえる。男にとっても女にとっても、不倫はとても楽しそうに、私には思える。夫以外に恋人のいる人妻って、どんな女性なのだろう。そんな疑問から取材は始まった。衝撃の性愛レポート。
case1 不倫のハードルって、もっと高いと思ってた
case2 寝顔見ながら、こんなにいい夫なのにごめん、って
case3 いつでも家出出来るように荷造りしてある
case4 主人のこと、まだ好きなんです
case5 主人じゃ、この淋しさは埋まらない
case6 体を賭けて、嘘を一生つき通す
case7 「お父さん」とはセックスできない
case8 常に誰かを好きになっていたい
case9 スリルと刺激を求めて、夫を含む三角関係
case10 結婚指輪、ゴミ箱に捨てた
case11 主人がいるから浮気が充実してる
case12 私が私らしくいられるために
case13 会う男、会う男、違っていて楽しい
case14 「快感」は体で感じるものじゃない
case15 若かったら、もう少し正直に生きた
case16 初めて女になった。もう止められない
case17 やっぱり男の人が好き
case18 二度と離婚はしたくないけれど――
case19 キスから始まる、ふつうのセックスがしたい
case20 妻というビジネス
case21 もう1回、夫と結婚し直すって決めた
case22 私を最優先してくれる彼が好き
case23 自立するなら主人といたほうがまし
case24 何があっても夫婦って糸で繋がってる
case25 不倫をやめない。多分、死ぬまで
case26 恋と生活だったら、生活を取るしかない
case27 「私はもてる」結婚前のときめきが戻ってきて……
case28 最近、また夫のほうがおもしろくなってきた
case29 母でありたかった。けれど人生は一度、と思うと――
case30 愛だけでいい、なんて大嘘
case31 どっちの子か判らない子を産むなんて……
●家田荘子(いえだ・しょうこ)
作家・僧侶(高野山本山布教師)。日本大学芸術学部放送学科卒業。高野山大学大学院修士課程修了。女優、OLなど10以上の職歴を経て作家に。1991年、『私を抱いてそしてキスして エイズ患者と過ごした一年の壮絶記録』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。2007年、高野山大学にて伝法灌頂を受けて僧侶に。高野山の奥の院、または総本山金剛峯寺にて駐在(不定期)し、法話を行っている。著作は映画化された『極道の妻たち』の他、『歌舞伎町シノギの人々』、『四国八十八ヵ所つなぎ遍路』、『女性のための般若心経』、『少女犯罪』など130作品を超える。セカンドチャンスや人生探究など、元気の出る対談をYouTube「家田荘子ちゃんねる」にて配信中。