あらすじユングの弟子の中でもユング心理学を最も創造的に発展させたノイマンの芸術論を収める。本書は集合的普遍的無意識の立場から、創造的人間ないし創造的過程について鋭い分析を加え、また現代芸術に現れている現代人の心の状況について巨視的に展望。特に、フロイト論文をふまえ「永遠の少年」としてのダ・ヴィンチを考察した論文は、今日的でユニーク。今まであまり紹介されなかったユング派による芸術論を理解するのに格好の書。