ビジネスや勉強をはじめ、日常生活のなかで大きな影響力をもつ記憶力。記憶力は「リハーサル効果」「芋づる式」「モチベーションアップ」の3つの心理技法で、確実に高めることができます。身近な例をあげながら、具体的に解説。
1章 「リハーサル効果」で覚える「超」記憶術
お坊さんは、なぜ長いお経をスラスラと読めるのか
子供のころに覚えた歌を、いつまでも忘れない理由
人間の脳は、必要なことは自然にリハーサルをして覚えるようにできている
人の名前が覚えられないのは、その人に興味がない証拠
ほか
2章 「芋づる式」で覚える「超」記憶術
“芋づる式”は「再認→再生」が基本中の基本
“エピソード”をつくれば、記憶力はグングン高まる
ものの順番を覚えるときは、“イメージ化記憶術”が有効
ほか
3章 「モチベーションアップ」で覚える「超」記憶術
仕事相手の顔は忘れても、なぜ美人の顔は忘れないのか
「好きこそものの上手なれ」は、記憶術でも同じ
まずは覚えたいものの中から“新奇性”を見つけよう
ほか
4章 記憶のメカニズムを知れば、記憶力はもっと高められる
覚えようと思っていても忘れてしまう、記憶のメカニズム
記憶のいい人は、頭がいいのか
「記憶力の悪い人」はいない
記憶のシステムには年齢差はない
ほか
●渋谷昌三(しぶや・しょうぞう)
1946年、神奈川県生まれ。社会心理学者。文学博士。山梨医科大学(現山梨大学)、目白大学社会学部及び同大学大学院心理学研究科教授を経て、目白大学名誉教授。非言語コミュニケーションをベースにした空間行動学という研究分野を開拓。現代心理学の研究成果をビジネスや人間関係に応用、そのわかりやすい解説に定評がある。一般向けの著書を300冊以上刊行。