そのプログラムが「何を行なうか」ではなく、「何であるか」を考える!
プログラムは現状、「処理の順番」が非常に重要です。
もし順番を気にしなくて済むのであれば、コーディングの量は
圧倒的に減るでしょう。「どのように処理するか」ではなく
「何をするものか」に注力できるからです。
具体的にいえば、発生したイベントを、他の処理に影響をおよぼさずに、
処理するための方策を細々と記述するのではなく、ユーザーが
必要としている情報・結果を返す仕組みに注力できるようになるのです。
その枠組を、リアクティブプログラミングと関数型プログラミングの
いいとこ取りで構築し直したのが「関数型リアクティブプログラミング」です。
本書は宣言型のプログラミングで潜在的な副作用にビクビクしながら
(あるいは副作用に悩まされつつ)コーディングを行なうことに
疲労感を覚えたら、発想を一新して、いまのプログラミングスキルを
十二分に発揮しつつ、ストレスの少ないパラダイムへと移行してみる、
その一助となる一冊です。
この書籍で、当たり前のように使っていた脳の一部をリファクタリングして、
より風通しの良いプログラミングスタイルを手に入れてください。
[著者紹介]
ニュージーランドの北パーマーストン在住。イベント駆動形の
商用プログラミングを多数手がけ、2007年頃にファンクショナル
プログラミングに取り組み、オープンソースソースのFRPシステムである
Sodiumをリリースしました。趣味は碁。
ニュージーランドのオークランド在住。ここ5年間は、Javaベースの
コンフィグレーションGUIをFRPベースのフレームワークに
リファクタリングするために費やすなど、Sodiumプロジェクトの
貢献者です。自転車に乗るのが趣味。
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