既刊(1巻)

デンパサールの怪鳥

-
450
 カメラマンの高木がバリ島・デンパサールの市場で手に入れた鋳物製の鈴。帰国後、奇怪な鳥人の型をしたこの土産物をテレビ局に提供したところ、番組放映後に佐伯という初老の男から連絡が入った。どこで手に入れたのか、ぜひ話を聞かせて欲しいという。そういえばあの鈴には、鳥人の胸の部分にだけ鮮やかな真紅の塗料が塗りつけられていて、釘で引っかいたような文字で「T・N」と刻まれていた。(「デンパサールの怪鳥」より)  人間の孤独とクールなサスペンスを描いた表題作の他、短篇小説6本を収録。 *デンパサールの怪鳥 *ロング・イエロー・ロード *ポカラ、ペワ・タール湖畔 *やつらの棲む街 *あいつらの世界 *インター・コンチネンタルの客 ●河野典生(こうの・てんせい) 1935年1月高知県生まれ。詩作、劇作のかたわら1960年『陽光の下、若者は死ぬ』でデビュー。1964年『殺意という名の家畜』で推理作家協会賞を受賞。日本のハードボイルド小説の先駆者となる。幻想派SF小説、ジャズ小説など、多彩な執筆分野とジャズのフィーリングを持つ作家として特異な存在。
450
デンパサールの怪鳥

デンパサールの怪鳥

450

デンパサールの怪鳥の他の巻を読む

既刊1巻
1 / 1

通知管理

通知管理を見る

デンパサールの怪鳥の作品情報

あらすじ

 カメラマンの高木がバリ島・デンパサールの市場で手に入れた鋳物製の鈴。帰国後、奇怪な鳥人の型をしたこの土産物をテレビ局に提供したところ、番組放映後に佐伯という初老の男から連絡が入った。どこで手に入れたのか、ぜひ話を聞かせて欲しいという。そういえばあの鈴には、鳥人の胸の部分にだけ鮮やかな真紅の塗料が塗りつけられていて、釘で引っかいたような文字で「T・N」と刻まれていた。(「デンパサールの怪鳥」より)  人間の孤独とクールなサスペンスを描いた表題作の他、短篇小説6本を収録。 *デンパサールの怪鳥 *ロング・イエロー・ロード *ポカラ、ペワ・タール湖畔 *やつらの棲む街 *あいつらの世界 *インター・コンチネンタルの客 ●河野典生(こうの・てんせい) 1935年1月高知県生まれ。詩作、劇作のかたわら1960年『陽光の下、若者は死ぬ』でデビュー。1964年『殺意という名の家畜』で推理作家協会賞を受賞。日本のハードボイルド小説の先駆者となる。幻想派SF小説、ジャズ小説など、多彩な執筆分野とジャズのフィーリングを持つ作家として特異な存在。

デンパサールの怪鳥のレビュー

まだレビューはありません。