フルフォード博士が語る自然治癒力
現代西洋医学では、解決できないことがある。 アメリカで、半世紀にわたり何千何万の患者を治療してきた伝説のヒーラー(治 癒者)が初めて語る、その驚異の手技、深遠なる生命観、そして正しい呼吸法 やストレッチングなどの実践ノウハウ。 自分のなかに眠っている自然を目覚めさせ、 からだの声に耳を傾けることから、私たちは変わっていける。
「ヒーリング」あるいは「癒し」という言葉は、確実に、現代を解くキーワー ドと言えるだろう。癒されたい。それは、いまという時代を生きる誰もが、か らだや心や魂の奥底から発している叫びなのだ。 「いのちの輝き~フルフォード博士の自然治癒力」は、一連の「ヒーリング本」 の、まさしく極みと言うべき存在の本である。著者のロバート・フルフォード 博士は、「癒す心、治る力」のアンドルー・ワイルが師とあおぐ、伝説の治癒 者(ヒーラー)。半世紀にわたり、アメリカで何千何万という患者を治療して きたオステオパシー医である。「人のからだには、自ら治ろうとする力が秘め られている。治療はその力に火をつけるだけ」。彼は、自らの治療法を謙虚に そう語るが、具体的な事例とともに紹介されるその手技は、驚異以外の何物で もない。 そもそも、現代西洋医学に対し、不信感を抱いている人はきっと多いはずだ。 高額な医療費と、大量のクスリ。胃痛なら消化器科、心臓病は循環器科、心の 問題は精神科という具合に、人のからだをパーツで捉えるやり方。医師は病ん でいる部分だけを治療することに専念し、少しでも専門外になると、別の科に 患者を任せてしまう。これでは、症状の本当の原因を見逃してしまうことも少 なくないはずだ。