声やジェスチャーでPCを制御するセンサーデバイスの大本命!
Microsoft Kinectの登場以来、マウスやキーボードに代わる新しいPCの操作方法として、センサーデバイスによる
「NUI(ナチュラル・ユーザー・インタフェース)」が注目されています。
ジェスチャーや音声コマンドなど、人間の五感や自然な行動による直感的な操作を可能とするため、PCを使い慣れていない若年層や高齢者にも好評です。
本書がテーマとしている「Intel RealSense(リアルセンス)テクノロジー」は、CPUのトップメーカーIntelが開発したセンサー入力技術です。
専用の3Dカメラでユーザーを捉えることで、NUIを実現します。この3Dカメラは、今後発売されるPCに順次搭載されることが予定されており、
世界各国の主要なPCメーカーが賛同しています。
これらの対応PCを購入すれば、追加購入することなく3Dカメラを利用できるため、
最も普及するセンサーデバイスとしてアプリ開発者たちの注目を集めています(既存の未対応PCでも開発者用カメラを追加することで利用できるようになります)
対応アプリの開発は、無償公開されている「Intel RealSense SDK」を用いてC#やC++などで行います。
昨今、ユーザーが爆発的に増えている「Unity」にも対応しており、ゲーム開発者からも注目されています。
本書では、「Intel RealSense SDK」の基本APIはもとより、応用としてのアプリ開発例やTipsを紹介します。
Visual Studio、Unity 5、openFrameworkなど人気の開発環境を使った手順も解説しています。