心拍数が上がる、恐怖の心霊現象を徹底取材。
ふとしたきっかけで「見えてしまった」話が多く、案外、霊感などまったくなかった普通の人が多いようです。
しかし、その“きっかけ”が何なのかは、人それぞれ。
そう、例えばあなたにとってはこの電子書籍がきっかけである、という可能性も否定できないのです。
……本書に収められた短編16本を読み終えた時、あなたが立っているのは、もはやこの世ではないかもしれません。
・握りしめたその手
・扉の向こう
・穴二つ
・常連客
・DVDの記憶
・本当の家族に
・パチンコ屋奇談
・足に残ったアザ
・夢の中の憎しみ
・近づく影
・消失
・雨宿りの傘
・手術室の前
・壁の向こうに
・肝試し 仕込み編
・肝試し 始末編
●上之屋幸永(かみのや・ゆきなが)
1972年生まれ、千葉県出身。学生時代は江戸川乱歩にはじまり、菊池秀行、栗本薫の愛読者として、恐怖・猟奇ものに目覚める。その後、クトゥルフ神話に傾倒し、ホラー小説を乱読。大学時代はホラー映画ファンとしてマニアックな趣味に没頭。卒業後、広告代理店、出版社勤務を経てフリーライターに。携帯サイトにてホラー短編の執筆を開始。他に、ホラー映画評論なども行ないつつ、心霊実録などを収集。現在では、神話、民間伝承、など興味が広がっている。