昭和18年5月、ソロモン諸島で戦死した山本五十六連合艦隊司令長官の遺志を継ぎ、アリューシャン列島経由でのアメリカ本土攻撃作戦が開始された。「大和」「武蔵」両二大戦艦による艦砲撃でアダック島を占領した日本軍は、さらにダッチハーバーへ向け出撃する。対するアメリカ軍は、すでに零戦の弱点を研究しつくしており、万全の対策を立てたうえで、応急処置をすませた空母「エンタープライズ」、新造空母「エセックス」を北太平洋へ出撃させた。さらに新型爆撃機B-29試作機を急遽投入、日本軍を迎えうつ!
●菅谷 充(すがや・みつる)
1950年静岡県富士市生まれ。1971年『仮面ライダー』(原作・石ノ森章太郎)でマンガ家デビュー。代表作に第28回小学館漫画賞受賞作となった『ゲームセンターあらし』『こんにちはマイコン』など。1985年からパソコン通信を始め、87年よりNIFTY-Serveでモータースポーツ情報を発信するオートレーシング・フォーラムを主宰し、2004年には第1回モータースポーツ大賞を受賞。1996~2008年まで、米国のインディカーシリーズとインディ500のテレビ解説も担当した。1994年、菅谷充名義で小説の執筆活動を開始し、『漆黒の独立航空隊』(有楽出版社)で小説家デビュー。以後、モータースポーツ小説、架空戦記小説を中心に60作以上を発表。2011年、60歳で早稲田大学大学院人間科学研究科修士課程を修了し、2013年より京都精華大学マンガ学部教授。