ヒトラー死亡後、ドイツは連合国軍と休戦講和。連合国軍はモスクワを落とし、無条件降伏によりソ連邦は崩壊。東シベリアには日英の協力により、ニコライ二世と縁続きの一族を王とする東方ロシア帝国が建国された。しかし、国土奪回を目論むロシア連邦のフルシチョフ大統領は、米国の援助のもと、エニセイ河を越えて進撃を命じる。徴兵制を敷くロシア連邦の赤軍は、兵力の面では志願制の東方ロシア軍よりも優位に立っていたが……。
全16巻で構成(『大日本帝国欧州参戦』1~5→『大日本帝国欧州激戦』1~5→『大日本帝国最終決戦』1~6)された大長篇架空戦記小説。
●高貫布士(たかぬき・のぶひと)
1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、軍事アナリスト兼作家として活躍。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。