スターリンと手を組んだヒトラーのポーランド侵攻により、1939年秋、第二次世界大戦の火蓋が切られた。翌年春までにはオランダ、ベルギー、そしてフランスもドイツに降伏。欧州大陸から撤退したイギリスは本土防衛に追い込まれる……。ヒトラーはスターリンに、中東の産油地域を狙ってカスピ海方面からの南下作戦をそそのかす。この作戦が実行されると、イギリスは原油の一大供給地を失う。チャーチルは軍需物資と最新技術の供給を保証に、日本帝国に陸海軍の欧州派兵を遂に決断させた!
全16巻で構成(『大日本帝国欧州参戦』1~5→『大日本帝国欧州激戦』1~5→『大日本帝国最終決戦』1~6)された大長篇架空戦記小説。
●高貫布士(たかぬき・のぶひと)
1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、軍事アナリスト兼作家として活躍。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。