高校2年の小田一樹はバイク事故を起こし、幼なじみの島崎深生を死なせてしまった。その日を境に一樹の生活は堕落の一途を辿っていたが、突然一樹の身辺で信じられない異変が起き始める……。一方、窮奇を封じ込めた祝融ら3人の龍士たちは、甦る〈魔〉から人間界を守るため、4人目の龍士・禺彊の行方を追っていた。増え広がる汚れた人間界の“穴”から現れる魔獣たちが、次々と学園や街を襲う。その戦いのさなか、燿子は罠にかかり、暗闇の底へと落ちてしまった!
人間界と神異界、2つの世界の存亡をかけて戦う龍士たちの物語、第2弾。
●六道 慧(りくどう・けい)
東京の下町・本所生まれ。今も長兄が実家で小さな小さな町工場を営んでいる。1988年、朝日ソノラマから『大神伝(1) ムーの大神』でデビュー。以来、ライトノベル、時代物、そして警察小説とジャンルを変えながら挑戦してきた。「継続は力なり」が信条。