荒天の北海から決死のUボート基地三ヵ所同時攻撃を敢行した連合機動艦隊は、休む間もなくロンメル軍に苦戦する英国軍を救出するため、地中海へ出撃した。一方、ヒトラー率いるナチスドイツは密かに新型爆弾“原爆”の開発を進めており、その完成も間近となっていた。この情報を知ったチャーチルの緊急要請で、重空母「武蔵」はノルウェーの重水工場爆破のため再び北海へ。しかし、その前にドイツ軍の大攻撃隊が立ちはだかる!
●菅谷 充(すがや・みつる)
1950年静岡県富士市生まれ。1971年『仮面ライダー』(原作・石ノ森章太郎)でマンガ家デビュー。代表作に第28回小学館漫画賞受賞作となった『ゲームセンターあらし』『こんにちはマイコン』など。1985年からパソコン通信を始め、87年よりNIFTY-Serveでモータースポーツ情報を発信するオートレーシング・フォーラムを主宰し、2004年には第1回モータースポーツ大賞を受賞。1996~2008年まで、米国のインディカーシリーズとインディ500のテレビ解説も担当した。1994年、菅谷充名義で小説の執筆活動を開始し、『漆黒の独立航空隊』(有楽出版社)で小説家デビュー。以後、モータースポーツ小説、架空戦記小説を中心に60作以上を発表。2011年、60歳で早稲田大学大学院人間科学研究科修士課程を修了し、2013年より京都精華大学マンガ学部教授。