深川署の女刑事・鳶沢ケイ、銃撃さる……。追いつめられた犯人は自殺。捜査に乗り出したケイの周囲に、怪しい影が忍び寄る。執拗に付き纒う謎の尾行車、悪戯電話、捜査線上に浮かんだ青年の不吉な哄笑が、ケイの戦慄を呼び覚ます。背後に潜む得体の知れぬ存在に、爆裂コンビが立ち向かう! 解き明かされる奇跡の瞳(ミラクル・アイ)の秘密とは?
不思議なパワーを備えた女刑事・鳶沢ケイの活躍を描いた『ミラクル・アイ』シリーズ、第4弾にして完結篇。電子版あとがきを追加収録。
●六道 慧(りくどう・けい)
東京の下町・本所生まれ。今も長兄が実家で小さな小さな町工場を営んでいる。1988年。朝日ソノラマから『大神伝(1) ムーの大神』でデビュー。以来、ライトノベル、時代物、そして警察小説とジャンルを変えながら挑戦してきた。「継続は力なり」が信条。