米太平洋艦隊の戦いは、ハワイをめぐりいよいよ激しさを増していく。大日本帝國海軍の真珠湾攻略作戦が着々と進むなか、米本土と我が身を守るためにルーズヴェルトは、ハワイ準州を捨て石にすることを決意。だが、それを知った太平洋艦隊司令長官のニミッツは、海軍の名誉とハワイを守るため、捨て身の奇策で対抗する。やがて日米両艦隊は、ジョンストン沖で正面激突、お互い一歩も引かない戦いが始まった!
全15巻で構成(『北冥の海戦』1~3→『蒼濤の海戦』1~3→『飛翔の海戦』1~3→『黎明の海戦』1~3→『修羅の海戦』1~3)された大長篇架空戦記小説。
●高貫布士(たかぬき・のぶひと)
1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、現在は軍事アナリスト兼作家として活躍する。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。