フィリピンを制し、ハワイも窺う勢いの帝國海軍は、さらに米国を追いつめる大作戦を発動する。無線誘導噴流弾“梅花”を晴嵐に誘導させ、パナマ運河を破壊しようというのだ。合計一五発の“梅花”と晴嵐を乗せ、醍醐少将率いる第一潜水戦隊の伊四〇〇が、世紀の奇襲作戦に出撃する!
全15巻で構成(『北冥の海戦』1~3→『蒼濤の海戦』1~3→『飛翔の海戦』1~3→『黎明の海戦』1~3→『修羅の海戦』1~3)された大長篇架空戦記小説。
●高貫布士(たかぬき・のぶひと)
1956年生まれ。神奈川県出身。和光大学人文学部芸術学科卒業。学生時代より軍事評論家・小山内宏氏、航空評論家・青木日出雄氏らが創設した「軍事学セミナー」で軍事学を修得。出版社勤務を経て、現在は軍事アナリスト兼作家として活躍する。『図解・ドイツ装甲師団』『大日本帝国海兵隊戦記』シリーズなど、ノンフィクション、小説の著書多数。