今日も今日とて戦う戦艦サンダルフォン。家を失い、ロボット娘たちと戦艦内同居を余儀なくされる猟次だったが、ふと気がつけば受験生の夏は過ぎ……。そんなこんなで模試を受けるために艦ごと横浜まで出向いた彼らだったが、宇宙人はお構いなしに三度襲いかかる。かくして戦う受験生となった猟次と郁菜の前に、次々と明かされる衝撃の真実。サンダルフォンの窮地を救った“メタトロン”とは!? そして、ばにぃちゃんが流した涙の理由とは……。
痛快美少女メカアクション、完結篇となる第3弾。「電子版あとがき」およびスピンオフ短篇小説「SEPIETTA」を追加収録。
●富永浩史(とみなが・ひろし)
1966年埼玉県生まれ。旧東京水産大学卒。在学中より玩具・ゲーム企画に関わる。第5回富士見ファンタジア大賞を『ルスキエ・ビチャージ 死天使は冬至に踊る』で受賞、1994年同作にて作家デビュー。ライトノベル、架空戦記のほかソ連・ロシアの軍事中心に解説も手がける。代表作に『俺の足には鰓がある』『機巧天使サンダルフォン』『超空自衛隊』『鋼鉄の犬』、イカロスMOOK「世界の名機シリーズ」(MiG-31,Su-25,Ka-50/Ka-52)等。なお、淡水魚研究家は同姓同名の別人。