「来たぞ…気を付けろ!」古代より異国の魔物と闘い続けてきた神一族の一人・神宮寺竜生に、精霊たちが危機を知らせる。鎌倉の山中で繰り広げられた魔戦から半月、空洞と呼ばれる通路を抜け、妖奇な怪物どもがまたも攻め来るのだ。しかも敵の狙いは、竜生の恋人で、霊的力がないはずの美女・環だった。紅に燃える神々の激闘と熱き愛の行方は…。美とエロスが織り成す怪奇アクション「妖麗伝」シリーズ第3弾。
●竹河聖(たけかわ・せい)
東京生まれ。青山学院大学文学部卒。ホラー、伝奇小説、ファンタジーを中心に続々と作品を発表。劇場版アニメ化もされた「風の大陸」シリーズや「巡検使カルナー」シリーズなど著書多数。