閑静な住宅街に建つ高級マンションに独りで暮らす女性から、ストーカー被害の相談を受けた元週刊誌記者・真道明彦。他愛ない事件、と気軽に調査を引き受けた彼は、いつしか巨大な闇の世界に足を踏み入れていた。日本の経済、社会を陰であやつる大物フィクサーと対峙する真道の運命は…!? 長篇ハード・サスペンス第5弾。
●広山義慶(ひろやま・よしのり)
1935年大阪生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。児童文学、翻訳、TVドラマの脚本家を経て、1983年『夏回帰線』でデビュー。『女喰い』シリーズ(祥伝社)、『無法戦士・雷神』シリーズ(光文社)などハード・バイオレンスを中心に著書多数。