殺人を犯して十三年の“おつとめ”をはたし、これからは真人間になって世のため人のため身を粉にして働く、と僧侶になった天道正義。しかし、彼にはひとつだけ“欠点”があった。色道に滅法強すぎるのだ…。
長編官能バイオレンス「闇刑事(ヤミデカ)」シリーズ、第3弾。
●広山義慶(ひろやま・よしのり)
1935年大阪生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。児童文学、翻訳、TVドラマの脚本家を経て、1983年『夏回帰線』でデビュー。『女喰い』シリーズ(祥伝社)、『無法戦士・雷神』シリーズ(光文社)などハード・バイオレンスを中心に著書多数。