民放テレビ局が爆破され、二十四階建ての瀟洒なビルは一瞬にして崩壊、炎上。多数の死傷者を出す大惨事となった。プラスチック爆弾が使用されており、南米のテロ組織による犯行と見られたが、西来路たちの必死の捜査をあざ笑うかのように、第二の爆弾テロが…! バイオレンス・アクション小説の傑作シリーズ第5弾。
●龍一京(りゅう・いっきょう)
1941年大分県生まれ。元兵庫県警察、司法警察官として主に公安を担当する。退職後、コンサルタント業等を経て、作家に転身。著者の実体験をふんだんに織り込んだ、リアルな刑事の実態を描く警察小説を得意とする。『偽装捜査』(光文社文庫)、『狂った正義』(廣済堂文庫)、『鬼刑事(デカ)謀殺痕』(祥伝社文庫)、『重犯』『虐讐』(徳間文庫)など著書多数。