既刊(1-5巻)

タルカス伝(2) 炎の海より生まれしもの

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 照葉樹の生い茂るアパポクワの村で、一人の若者が旅立ちを決意した。炎を見ないと欲情できない彼らアパポクワ族のために、いつでも火をおこせる爆砂を探しにいこうというのだ。  一方、その頃、血と精液の勾いに満ちた都グユは、花と硝子の都アムネシアを攻略し、念願の美姫ユリアを手に入れた狂熱風雲王の凱旋パレードに湧いていた。月の光のように美しいこの娘を巡って様々に入り乱れる欲望と思惑……。  官能、暴力、呪術、化学、神話、音楽、あらゆるものを飲み込んで想像力の限界に挑み、「オールタイム・ベスト級の傑作」として絶賛された異世界ファンタジーの傑作が、電子版あとがきを追加してついに復刊! ●中井紀夫(なかい・のりお) 1952年生まれ。武蔵大学人文学部卒業。ハヤカワSFコンテストを経てデビューし、短篇「山の上の交響楽」で星雲賞を受賞。主な著書に、『能なしワニ』シリーズ、『タルカス伝』シリーズ(ともに早川書房)、『漂着神都市』、『海霊伝』(ともに徳間書店)など著書多数。
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タルカス伝の作品情報

あらすじ

 照葉樹の生い茂るアパポクワの村で、一人の若者が旅立ちを決意した。炎を見ないと欲情できない彼らアパポクワ族のために、いつでも火をおこせる爆砂を探しにいこうというのだ。  一方、その頃、血と精液の勾いに満ちた都グユは、花と硝子の都アムネシアを攻略し、念願の美姫ユリアを手に入れた狂熱風雲王の凱旋パレードに湧いていた。月の光のように美しいこの娘を巡って様々に入り乱れる欲望と思惑……。  官能、暴力、呪術、化学、神話、音楽、あらゆるものを飲み込んで想像力の限界に挑み、「オールタイム・ベスト級の傑作」として絶賛された異世界ファンタジーの傑作が、電子版あとがきを追加してついに復刊! ●中井紀夫(なかい・のりお) 1952年生まれ。武蔵大学人文学部卒業。ハヤカワSFコンテストを経てデビューし、短篇「山の上の交響楽」で星雲賞を受賞。主な著書に、『能なしワニ』シリーズ、『タルカス伝』シリーズ(ともに早川書房)、『漂着神都市』、『海霊伝』(ともに徳間書店)など著書多数。

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