既刊(1-18巻)

真・大東亜戦争(11)

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「ちくしょう、今ここに無傷の空母があと二隻あれば…」  沈鬱な表情を浮かべる幕僚たち。  熾烈をきわめたアリューシャン沖海戦で、米空母四隻を撃沈大波したものの、第一航空艦隊も三隻の母艦を失っていた。 (まともに働けるのは、飛龍だけではいかんともしがたい)  南雲は遮二無二攻撃続行を叫ぶ航空参謀を見据えて、首を横に振った。ただし、このまま手をこまねいているわけにはいかない。 「第一航空艦隊は、旗艦を『高雄』に移す」  南雲は高らかに告げた。もはや迷うべくもない。 (水雷魂を存分に見せつけてやろう)  日本海軍始まって以来、最大の損害を出してしまった以上、おめおめと生きて帰るわけにはいかなかった。  大長編・架空戦記、第11巻の登場! ●林 信吾(はやし・しんご) 1958年、東京生まれ。神奈川大学中退。1983年より10年間、英国に滞在。この間、ジャーナリストとして活動する傍ら、『地球の歩き方・ロンドン編』の企画と執筆に参加。『青山栄次郎伝 EUの礎を築いた男』(角川書店)、『反戦軍事学』(朝日新書)など著書多数。 ●清谷信一(きよたに・しんいち) 1962年生まれ、東海大学工学部卒。軍事ジャーナリスト、作家。2003~08年まで英国の軍事専門誌『ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー』日本特派員を務める。香港を拠点とするカナダの民間軍事研究機関上級アドバイザー、日本ペンクラブ会員。豊富な海外取材とネットワークをベースにした防衛産業の分析には定評がある。『防衛破綻』(中公新書ラクレ)、『専守防衛』(祥伝社新書)など著書多数。
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あらすじ

「ちくしょう、今ここに無傷の空母があと二隻あれば…」  沈鬱な表情を浮かべる幕僚たち。  熾烈をきわめたアリューシャン沖海戦で、米空母四隻を撃沈大波したものの、第一航空艦隊も三隻の母艦を失っていた。 (まともに働けるのは、飛龍だけではいかんともしがたい)  南雲は遮二無二攻撃続行を叫ぶ航空参謀を見据えて、首を横に振った。ただし、このまま手をこまねいているわけにはいかない。 「第一航空艦隊は、旗艦を『高雄』に移す」  南雲は高らかに告げた。もはや迷うべくもない。 (水雷魂を存分に見せつけてやろう)  日本海軍始まって以来、最大の損害を出してしまった以上、おめおめと生きて帰るわけにはいかなかった。  大長編・架空戦記、第11巻の登場! ●林 信吾(はやし・しんご) 1958年、東京生まれ。神奈川大学中退。1983年より10年間、英国に滞在。この間、ジャーナリストとして活動する傍ら、『地球の歩き方・ロンドン編』の企画と執筆に参加。『青山栄次郎伝 EUの礎を築いた男』(角川書店)、『反戦軍事学』(朝日新書)など著書多数。 ●清谷信一(きよたに・しんいち) 1962年生まれ、東海大学工学部卒。軍事ジャーナリスト、作家。2003~08年まで英国の軍事専門誌『ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー』日本特派員を務める。香港を拠点とするカナダの民間軍事研究機関上級アドバイザー、日本ペンクラブ会員。豊富な海外取材とネットワークをベースにした防衛産業の分析には定評がある。『防衛破綻』(中公新書ラクレ)、『専守防衛』(祥伝社新書)など著書多数。

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