既刊(1-18巻)

真・大東亜戦争(4)

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「大臣ねえ……あんまり性に合いませんなあ」  軍需省次官西条英俊は不機嫌そうに答える。  かねてから辞意を漏らしていた近衛文麿。内閣の総辞職にともない、東条英機陸軍大臣を首班とする戦時内閣が誕生した。内閣最優先の課題にあげられたのは、軍需省の強化である。予算のみならず、兵器の開発や調達、さらには徴兵や徴用に関しても監督・指導しうる権限。陸海軍を統括する「事実上の国防省」としてその存在価値が急速に高まりつつあった。  強大な権力を手にする以上、陸海軍どちらから大臣を出しても問題が生じる。よって、同省初代次官たる西条に白羽の矢が立ったのである。  新たな総理のもと、最良の頭脳集団が集結する。  大長編・架空戦記、第4巻の登場! ●林 信吾(はやし・しんご) 1958年、東京生まれ。神奈川大学中退。1983年より10年間、英国に滞在。この間、ジャーナリストとして活動する傍ら、『地球の歩き方・ロンドン編』の企画と執筆に参加。『青山栄次郎伝 EUの礎を築いた男』(角川書店)、『反戦軍事学』(朝日新書)など著書多数。 ●清谷信一(きよたに・しんいち) 1962年生まれ、東海大学工学部卒。軍事ジャーナリスト、作家。2003~08年まで英国の軍事専門誌『ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー』日本特派員を務める。香港を拠点とするカナダの民間軍事研究機関上級アドバイザー、日本ペンクラブ会員。豊富な海外取材とネットワークをベースにした防衛産業の分析には定評がある。『防衛破綻』(中公新書ラクレ)、『専守防衛』(祥伝社新書)など著書多数。
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あらすじ

「大臣ねえ……あんまり性に合いませんなあ」  軍需省次官西条英俊は不機嫌そうに答える。  かねてから辞意を漏らしていた近衛文麿。内閣の総辞職にともない、東条英機陸軍大臣を首班とする戦時内閣が誕生した。内閣最優先の課題にあげられたのは、軍需省の強化である。予算のみならず、兵器の開発や調達、さらには徴兵や徴用に関しても監督・指導しうる権限。陸海軍を統括する「事実上の国防省」としてその存在価値が急速に高まりつつあった。  強大な権力を手にする以上、陸海軍どちらから大臣を出しても問題が生じる。よって、同省初代次官たる西条に白羽の矢が立ったのである。  新たな総理のもと、最良の頭脳集団が集結する。  大長編・架空戦記、第4巻の登場! ●林 信吾(はやし・しんご) 1958年、東京生まれ。神奈川大学中退。1983年より10年間、英国に滞在。この間、ジャーナリストとして活動する傍ら、『地球の歩き方・ロンドン編』の企画と執筆に参加。『青山栄次郎伝 EUの礎を築いた男』(角川書店)、『反戦軍事学』(朝日新書)など著書多数。 ●清谷信一(きよたに・しんいち) 1962年生まれ、東海大学工学部卒。軍事ジャーナリスト、作家。2003~08年まで英国の軍事専門誌『ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー』日本特派員を務める。香港を拠点とするカナダの民間軍事研究機関上級アドバイザー、日本ペンクラブ会員。豊富な海外取材とネットワークをベースにした防衛産業の分析には定評がある。『防衛破綻』(中公新書ラクレ)、『専守防衛』(祥伝社新書)など著書多数。

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