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真・大東亜戦争(2)

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 第一次世界大戦―帝国陸海軍のエリート将校が初めて体験した近代戦。  それからおよそ20年後の……一九四〇年(昭和一五年)六月四日。日本はイギリス、フランス、およびオランダ亡命政権に国交断絶を通達する。軍需省初代次官・西条英俊の目には、英国、その背後にいる米国との戦いはもはや避けられない運命のようなもの、と映っていた。 「自重したところで、英米が日本を標的とするのはまぎれもない事実であり、戦わずに膝を屈すれば、アジアは未来永劫、アングロサクソンの風下に立ち続けましょう。進むも地獄、退くも地獄。それが今のアジアです」  開戦を渋って首をなかなか縦に振らない山本五十六連合艦隊司令長官を説得したのは、まだ雪もちらつく季節だった。  西条は軽く唇を噛んだ。日本は、再び世界大戦のうねりに巻き込まれた。  大長編・架空戦記、第2巻の登場! ●林 信吾(はやし・しんご) 1958年、東京生まれ。神奈川大学中退。1983年より10年間、英国に滞在。この間、ジャーナリストとして活動する傍ら、『地球の歩き方・ロンドン編』の企画と執筆に参加。『青山栄次郎伝 EUの礎を築いた男』(角川書店)、『反戦軍事学』(朝日新書)など著書多数。 ●清谷信一(きよたに・しんいち) 1962年生まれ、東海大学工学部卒。軍事ジャーナリスト、作家。2003~08年まで英国の軍事専門誌『ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー』日本特派員を務める。香港を拠点とするカナダの民間軍事研究機関上級アドバイザー、日本ペンクラブ会員。豊富な海外取材とネットワークをベースにした防衛産業の分析には定評がある。『防衛破綻』(中公新書ラクレ)、『専守防衛』(祥伝社新書)など著書多数。
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あらすじ

 第一次世界大戦―帝国陸海軍のエリート将校が初めて体験した近代戦。  それからおよそ20年後の……一九四〇年(昭和一五年)六月四日。日本はイギリス、フランス、およびオランダ亡命政権に国交断絶を通達する。軍需省初代次官・西条英俊の目には、英国、その背後にいる米国との戦いはもはや避けられない運命のようなもの、と映っていた。 「自重したところで、英米が日本を標的とするのはまぎれもない事実であり、戦わずに膝を屈すれば、アジアは未来永劫、アングロサクソンの風下に立ち続けましょう。進むも地獄、退くも地獄。それが今のアジアです」  開戦を渋って首をなかなか縦に振らない山本五十六連合艦隊司令長官を説得したのは、まだ雪もちらつく季節だった。  西条は軽く唇を噛んだ。日本は、再び世界大戦のうねりに巻き込まれた。  大長編・架空戦記、第2巻の登場! ●林 信吾(はやし・しんご) 1958年、東京生まれ。神奈川大学中退。1983年より10年間、英国に滞在。この間、ジャーナリストとして活動する傍ら、『地球の歩き方・ロンドン編』の企画と執筆に参加。『青山栄次郎伝 EUの礎を築いた男』(角川書店)、『反戦軍事学』(朝日新書)など著書多数。 ●清谷信一(きよたに・しんいち) 1962年生まれ、東海大学工学部卒。軍事ジャーナリスト、作家。2003~08年まで英国の軍事専門誌『ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー』日本特派員を務める。香港を拠点とするカナダの民間軍事研究機関上級アドバイザー、日本ペンクラブ会員。豊富な海外取材とネットワークをベースにした防衛産業の分析には定評がある。『防衛破綻』(中公新書ラクレ)、『専守防衛』(祥伝社新書)など著書多数。

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