【内容紹介・目次・著者略歴】
魔術的、社会的、神秘的な存在としての予言者とそれを取り巻く運動を、古くはエジプトまで遡り、体系的にその性質を解明する力作。
【目次】
序論
第一部 聖書外の予言者運動
第一章 地理的分布
一 エジプト
二 メソポタミア
三 フェニキア
四 イラン
五 ギリシア
第二章 諸類型
一 魔術的類型
二 社会的類型
三 神秘的類型
四 終末論的類型
第三章 時間の展望
一 儀式的時間
二 循環的時間
三 神秘的時間
第二部 予言のへブル的枠
第一章 神的なものと人間的なものとの聖書的対話
一 霊<ルーアッハ>
二 言葉<ダーバール>
第二章 時間の中における対話、契約・『ベリート』
一 契約の時間
二 契約と神話
1 <創造>
2 <洪水>
3 <バベルの塔>
三 契約と儀式
第三章 社会の中における対話、律法・『トーラー』
一 契約の共同体
二 <トーラー>。聖、義、愛
1 聖
2 義
3 愛
三 レビ制
第三部 体験された予言
第一章 歴史における予言
一 アブラハムとモーセ
二 初めの予言者たち
1 デボラ
2 ギデオン
3 エフタ
4 ナービー主義
三 記述予言者たち
1 アモス
2 ホアセ
3 イザヤ
4 エレミヤ、エゼキエル
5 最後の予言者たち
第二章 予言者的思想
一 婚姻の象徴
二 予言者的歴史と循環
三 予言者的歴史と神秘
四 <ヘセド>
五 <ノア主義>
第三章 予言者的実存
一 躓き
1 予言と王制
2 予言と祭司制
3 予言と知恵
二 隷属
1 変身
2 重荷
3 闇夜における歩み
三 意義
1 意味づけられた幻
2 予言者の祈り
3 光における歩み
あとがき
ネエル,アンドレ
1914~1988年。フランスの哲学者。ストラスブール大学教授。
代表著作に、『聖書の沈黙』『ショアと偉大な世界の悲劇の後の神の沈黙』などがある。
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