【内容紹介・目次・著者略歴】
トロツキーによる反ファシズム論パンフレット。トロツキーは、ドイツで台頭しつつあったファシズムの危険性と問題点を解明し、コミンテルンとドイツ共産党による政策の誤りを暴き出した。
【目次より】
一 次は何か?
序文
1 社会民主主義
2 民主主義とファシズム
3 官僚的最後通牒主義
4 統一戦線の問題に関するスターリニスト的ジグザグ
5 統一戦線の歴史
6 ロシアの経験の教訓
7 イタリーの経験の教訓
8 統一戦線をとおして統一戦線の最高機関としてのソヴィエトヘ
9 SAP(ドイツ社会主義労働者党)
10 中間主義『一般』とスターリニスト的官僚主義の中間主義
11 ソ連の経済的成功と制度の官僚化の矛盾
12 ブランドラー派(CPD)とスターリニスト的官僚
13 ストライキ戦術
14 労働者管理とソ連との協力
15 情勢は絶望か
結語
二 唯一の道
序文
1 ポナパーティズムとファシズム
2 ブルジョアジー、プチ・ブルジョアジー、プロレタリアート
3 社会民主党とファシズムの同盟か、ないしは闘争か
4 テールマンの二十一の誤謬
5 スターリン・テールマンの政策を彼ら自身の経験によって検討す
6 プラーグでは統一戦についてなんというか
7 景気循環の光に照らして見た階級闘争
8 社会主義への道
9 唯一の道
結語
三 ドイツ労働者への手紙
1 ヒットラーの戦略の背後に何が隠されているか?
2 われわれはいまファシズムを撃退することができるか?
3 ボルシェヴィキと一九一七年の統一戦線
4 ブリューニングは「より小さな悪」であるか?
5 反ファシスト戦線
6 別個に進み、いっしょに撃て
7 コルニロフとケレンスキーにたいするレーニンの見解
四 ドイツ・プロレクリアートの悲劇
1 スターリンのコミンターン
2 テールマンの愚論
3 政策のジグザグ
4 ドイツを取巻く鉄環
5 オーストリアの役割
6 「相互不可侵」
7 猿轡をはまされた党員
8 スターリンの八月四日
五 ヒットラーはいつまでつづくか?
1 情勢は朋白である
2 卑俗な唯物論
3 露骨な誤謬
トロツキー
1879~1940年。ウクライナ生まれのソビエト連邦の政治家、ボリシェヴィキの革命家、思想家。
著書に、『レーニン』『バルカン戦争』『ロシア革命史』『永続革命論』『わが生涯』『裏切られた革命』などがある。
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