【内容紹介・目次・著者略歴】
キリスト教は、日本の近代文学にどのように関係しているのか? 芥川、堀辰雄、大岡昇平、宮澤賢治、中原中也、遠藤周作などを検証する。
【目次より】
序
I
芥川龍之介
宗教と文学とにおけるひとつの問題
吉本隆明の「マチウ書試論」をめぐって
叛逆の倫理
堀 辰雄
「芥川論」をめぐって
「菜穂子」をめぐって
遠藤周作の「堀辰雄論」をめぐって
中原 中也
「朝の歌」をめぐって
「冬の長門峡」をめぐって
大岡昇平の「中原中也論」をめぐって
II
感想
堀辰雄のこと
二つの作品の間で 「アルトナの幽閉者」と「海鳴りの底から」
宮沢賢治管見 「雨ニモマケズ」論争をめぐって
あとがき
佐藤 泰正
1917~2015年。日本近代文学研究者、文芸評論家。元梅光学院大学学長。早稲田大学文学部卒業。文学博士(早稲田大学)。
著書に、『蕪村と近代詩』『近代日本文学とキリスト教・試論』『文学と宗教の間』『日本近代詩とキリスト教』『文学その内なる神 日本近代文学一面』『近代文学遠望』『夏目漱石論』『佐藤泰正著作集(全12巻別巻1)』『中原中也という場所』『文学講義録 これが漱石だ。』『文学の力とは何か』などがある。
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