【内容紹介・目次・著者略歴】
17ー18世紀の科学の成立から、デカルト、ニュートンを経て、カントの近代哲学に出会うまでの近代科学の哲学史を俯瞰する入門書。ジョルダーノ・ブルーノから、ガリレイ、デカルト、ニュートン、ライプニッツ、カントと近代科学と近代哲学の関係を読み解く。
【目次】
序
第一章 近代科学の成立
I 黎明
II ブルーノの無限世界
III ケプラーの調和的世界觀
1 神秘
2 天空の物理学
3 調和論
IV ガリレイの力學原理
1 発見の論理
2 数学の形成力
3 力学原理
第二章 デカルトの幾何學と普遍数学
I 革新
II 方法
III 普遍数学
第三章 無限数学の系譜
I 展望
II 生成
III 成熟
第四章 ニュートンの流率法と自然哲学
I 統合
II 徹底
III 数学的原理の形而上學
第五章 ライプニッツの微分法と調和の哲学
I 発見
II 拡張
III 記号法の形形而上学
第六章 近代科学とカントの超越観念論
I 乖離
II 超越
III 科学哲学の帰趨
後記
事項・人名索引
永井 博
1921~ 2012年。哲学者。専門は、科学史・科学哲学。筑波大学名誉教授。
東京文理科大学卒業。東京教育大学文学博士。著書に、『近代科学哲学の形成』
『ライプニッツ』『数理の存在論的基礎』『現代自然哲学の研究』(田辺元賞)『科学概論 科学の哲学』『生命論の哲学的基礎』『人間と世界の形而上学』などがある。
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