【内容紹介・目次・著者略歴】
聖書の歴史主義的な研究方法を批判的に継承しつつ、聖書の言語構造の分析を導入し独自な解釈を提起した問題作。
【目次】
序
第一部
一 初代サウル王国の場合
二 ナタンの予言――サムエル記下七章におけるダビデ王国の問題
三 ソロモンにおける王国と知恵
第一節 宮廷の知恵
第二節 ギベオンの夢の啓示における知恵
第三節 巧みな裁判の知恵
四 アモス書理解の一つの試み
五 ホセアにおけるミシュパート
六 RAQの用法について
第二部
一 旧約における知恵――その方法と理念
二 コーヘレトにおける「神の恐れ」についての覚え書――セミオロジーの観点から
三 コーヘレト一章二――一一節のマーシャール(その一)
四 コーヘレト一章二――一一節のマーシャール(その二)
第三部
一 創世記第二二章一――一九節
二 ヨナ書第一章
三 旧約聖書における「大魚」――海の怪物
参考書略号
あとがき
著者・聖句索引
西村 俊昭
1930年生まれる。神学者。元日本聖書神学校特任教授。東京大学文学部仏文科卒業、青山学院大学大学院聖書神学思想専攻(博士課程終了)、フランス・ストラスブール大学院(宗教学博士)。
著書に、『「コーヘレトの言葉」注解』『ヨナ書註解』『旧約聖書における知恵と解釈』など、
訳書に、アンドレ・ネエル『言葉の捕囚』エドモン・ジャコブ『旧約聖書』エドモン・ジャコブ『聖書・文化・信仰』クロード・トレスモンタン『ヘブル思想の特質』などがある。
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